米教育長官、エジプト教育への援助はカリキュラムへの介入を意味しないと強調(アル・アハラーム紙)
2006年05月28日付 Al-Ahram 紙
2006年05月28日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【シャルム・シェイフ:アイマン・マフディー】
米教育省のマーガレット・スプリングス長官は、米国政府はエジプト教育への特別援助を提供するにあたっていかなる条件も設けておらず、こうした援助がエジプトにおける教育カリキュラムの変更に結びつくことはないと明言した。
教育長官は「各国がそれぞれの政治的社会的状況に適した教育カリキュラムを設定する自由があると我々は信じている」と発言したうえで、「エジプトにおける教育改革の歩みは遅いが確かに存在している。教育は発展の要であり、世界の変化と歩調を合わせた改革プロセスの迅速化が求められる」と強調した。
シャルム・シェイフを訪問中の同長官は記者会見で、米国政府はエジプトであれ、いかなるアラブ・イスラーム諸国であれ、宗教教育のありように意見を述べることはない、と語った。さらに長官は、教育の発展と識字率の向上に力を注ぐローラ・ブッシュ米大統領夫人主催の国際首脳会議が近々開催されるとスーザン・ムバーラク大統領夫人に伝えたことを明らかにした。
現地の新聞はこちらから
( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:2561 )