ガザ市内の大学構内でファタハとハマースのメンバーが衝突(アル・ナハール紙)
2006年04月23日付 Al-Nahar 紙

■ ヨルダンにおける兵器備蓄の「明らかな証拠」
■ ダマスカスでのマシュアル氏発言が原因で、パレスチナの街頭でファタハとハマス衝突

2006年04月23日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ラーマッラー:ムハンマド・ハウワーシュ】
【アンマン:ウマル・アッサーフ】

 イスラエルや国際社会がパレスチナ自治政府に対して封鎖政策をとった結果政治的・経済的な危機が生じ、イスラーム抵抗運動ハマースのハーリド・マシュアル政治局長がダマスカスにおいて声明を発表し、パレスチナ自治政府の一部勢力と称して暗にマフムード・アッバース大統領のことを、ハマース内閣を失敗させるために陰謀をめぐらせていると非難したことに対して抗議の声が上がる一方で、ヨルダンのマアルーフ・バヒート首相は、ヨルダン国内にハマースが兵器を備蓄している「明らかな証拠」をパレスチナ大統領に提示したと述べた。そうしたなかでパレスチナの街頭において衝突が発生した。

 ガザ市内にあるファタハの庇護を受けるアズハル大学とハマースの庇護を受けるイスラーム大学では、ファタハとハマースのメンバーが取っ組み合いや投石によって衝突した。衝突をやめさせるためにパレスチナ警察が介入し、お互いに近い場所にある両大学に到る道路は封鎖された。衝突はアクサー大学にも広がり、数十人がかすり傷や軽傷を負い、1人は重傷を負った。この三つの大学の授業は当面延期される。

(後略)



Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:並木麻衣 )
( 記事ID:2577 )