アナトリアのパリ、アイドゥン県のアトチャ(Radikal紙)
2006年05月31日付 Radikal 紙

アイドゥンのスルタンヒサル郡アトチャ町へやってきた人々は、『小さなパリにようこそ。パスポートは不要です。』という看板に迎えられる。全ての通りが大通りへとつづき、そして大通りはアトチャの中央にある公園に続くというこの町の集落計画は、パリとそっくりそのままだ。1922年にギリシャ軍によって焼き払われたあと再建されたこの町は、アトチャ出身の建築家アブディ・ベイによって計画されたものだ。アブディ・ベイはアトチャでパイロットとして兵役を務めたといわれ、ある飛行訓練のときにパリの街の航空写真を撮影したという。

アトチャのオスマン・ユルドゥルムカヤ町長は、次のように述べた。
「アブディ・ベイはアトチャの都市計画を作成する際、パリからヒントを得たのです。町の計画図面が完成するとすぐに実行に移されました。今日までそのときの計画にそったかたちで町の発展が支えられてきました。アトチャはこの美しい集落計画とイチゴのおかげで、ますます知られることとなるでしょう。この特徴を多くの人に知ってもらい、かつ注目してもらおうということで、町に入るところに小さなパリとうたった看板をたてたのです。」



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( 翻訳者:三澤 志乃富 )
( 記事ID:2581 )