ダハブの自爆テロで新情報、シナイ北部では多国籍平和維持軍を狙った新たなテロ(アル・アハラーム紙)
2006年04月28日付 Al-Ahram 紙

■ダハブの爆破実行犯につながる重要な情報入手
■観光地の保安強化、山岳地帯に初の偵察部隊

2006年04月28日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

治安当局は、ダハブの爆破テロ実行犯の人物像に迫る重要な情報を入手した。これまでに爆発現場で発見された三つの頭部が去る月曜日午後に起きた爆破の実行犯たちのものであることが分かっている。また取り調べによってタバおよびシャルム・エル=シェイクの爆破事件と今回のダハブの爆破実行犯たちの間に強い結びつきがあることも判明、犯罪研究所はダハブのテロ行為に使われた爆発物はタバとシャルム・エル=シェイクで使用されたものと同種類であると報告した。

一方、ハビーブ・アル=アーディリー内相はシナイ半島の南北にある各観光都市の出入口の統制を図る保安強化を命じ、涸谷や砂漠の道を通って犯罪者が侵入したり逃走したりすることを防ぐため、山岳地帯と砂漠地帯に初の偵察部隊を組織した。

一方、シナイ半島北部検察はゴウラ地区で起きた二件のテロ事件の捜査を引き続き行い、目撃者の証言を集め、多国籍軍に所属する車両を狙った自爆攻撃の不明点について国際警察の連絡将校から詳細な報告を受けた。保安筋によると、自爆犯2名は指名手配犯であり、警察の追跡から逃れ、テロ行為で死亡することを決めた。そして一人目は国際部隊の車両一台を狙ったが、二人目は多国籍軍やエジプト警察が出来るだけ多く集まるのを待ち、自爆によって人的被害を最大に引き起こそうとした。
現在ベドウィンの長たちが自爆犯2名の身元確認に努めており、警察と協力して逃走者の追跡にあたることを公表した。



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( 翻訳者:玉井葉子 )
( 記事ID:2348 )