アフリカ系アメリカ人の女性イマーム(導師)がトルコを訪問(Radikal紙)
2006年05月05日付 Radikal 紙
ニューヨークでイマームとして女性を含む信徒の金曜礼拝の導師を務める、ヴァージニア・コモンウェルス大学の教員でアフリカ系アメリカ人のAmina Vadud教授がイスタンブルを訪れた。
テンポ誌の招きでシカゴからトルコ航空機で到着したVadud教授は、「トルコに来ることが出来て非常に光栄です。1980年にトルコ語を勉強し始めましたが、20年間話す機会がなかったので忘れてしまいました」と語った。スルタン・アフメト・モスク(ブルー・モスク)を見たいというVadud教授は、続けて「事情が許せば、礼拝も行いたい。ブルー・モスクの歴史や建物がとても好きなのです」と話した。同教授は、トルコにおいても男女別々の集団礼拝について議論されていることを挙げ、「トルコでもメッカ巡礼を果たした人は男女が同じ場所で礼拝を行っていると信じている。なぜならそれがメッカを巡礼することの教えだからだ」と述べた。
■イェディテペ大学にて講演の予定
Vadud教授は、トルコへは自身の考えを伝えるというよりは、自らが学ぶために来たと話した。金曜礼拝でイマームを務めたことでイスラーム世界に議論を巻き起こした同教授は、「コーランと女性」という本の著者としても知られている。今日午後3時からイェディテペ大学にて「イスラムにおける改革と女性」というテーマで講演を行う予定である。
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( 翻訳者:永井 ひとみ )
( 記事ID:2361 )