ムバーラク大統領、預言者聖誕祭の祝典に出席、「真の信仰は共同体の発展と向上、生産力の増強に寄与するものだ」と強調(アル・アハラーム紙)
2006年04月11日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領は今日、預言者生誕祭の祝典に出席、ウラマーらを顕彰
■ 「真の信仰は共同体の発展と向上、生産力の増加に寄与するものだ」

2006年04月11日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

ホスニー・ムバーラク大統領は今夜、毎年ワクフ省が主催する預言者聖誕祭の祝典に出席し、アラブ・イスラームのウンマ(共同体)の現状と、ウンマが直面しつつある挑戦およびそれを克服する方法といった内容を含む、重要な演説を述べる。

ムバーラク大統領は8人のウラマーおよび、インドネシア人とスペイン人の学者2名を含むアズハル大学とワクフ省の前職員らを顕彰して勲章を授与し、文化コンテストで入賞した子供や若者8人にも賞金を授与する予定である。文化コンテストは毎年ワクフ省が開催するもので、ハディース[預言者の言行録]や、預言者伝、スンナ[預言者の慣行]に関する研究に対し、5000から8000エジプトポンドの賞金が贈られる。

本紙のサイード・ハラウィー記者が得た情報によると、ムバーラク大統領の演説は若者に中庸と寛容の価値を教え、平和と労働と努力の理念を植えつけ、過激で極端な考えを遠ざけるため、また世界、特に若者に対し、イスラーム教徒は世界の今および未来の建設に寄与することが可能な共同体であると証明するために、ウラマーが果たすべき役割に言及する予定だという。
また同様にムバーラク大統領の演説は、若者の間に労働に対する真の理解を植えつけることにおけるウラマーの役割についても触れ、真の信仰とは、信者を現世から遠ざけるのではなく、共同体の発展や向上、真剣な労働にたゆみなく忠実に向かい生産力を増強させるといった事業に自ら加わるよう、その者を鼓舞し駆り立てるものだ、との声明を含むという。

(後略)


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( 翻訳者:岡本亜有子 )
( 記事ID:2367 )