カッサーム軍団がイスラエルの虐殺に反撃、国民投票は7月26日に(アル・アハラーム紙)
2006年06月11日付 Al-Ahram 紙
■ カッサーム軍団、17発のミサイル発射で停戦に終止符
■ アッバース大統領は国民投票の期日を7月26日に設定
【ガザ:アシュラフ・アブルホウル】
カッサーム軍団は17発のミサイル砲をイスラエルに向けて発射し、イスラエルとの間で16ヶ月間続いていた停戦に終止符を打った。これはガザ市の海岸でパレスチナ人の死者15人、負傷者35人を出したイスラエルによる虐殺に対し、反撃するとの脅しを実行に移したものである。
パレスチナ政府はこのイスラエルによる虐殺についての国際調査委員会を組織するため、国連安保理および世界各国と頻繁に連絡を取った。一方で米国はこの虐殺への非難を控え、米国務省の報道官は「イスラエルには自衛の権利がある」と繰り返した。
パレスチナのアッバース大統領は昨日の記者会見で、「捕虜憲章」とも呼ばれている「国民融和憲章」への国民投票を7月26日に実施すると発表、国民投票はヨルダン川西岸地区とガザ地区、エルサレムで行われる。
同じ頃、ジハード運動[イスラーム聖戦]とハマースは、それぞれの女性活動家たちに対し、イスラエルの行動を批判し、国民投票を拒絶するためのデモをガザ地区で行うよう、呼びかけた。
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( 翻訳者:山本薫 )
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