国会議長、フェトフッラー・ギュレンへエール―国際トルコ語オリンピック舞台裏(Radikal紙)
2006年06月18日付 Radikal 紙

国際言語教育協会主催の第4回国際トルコ語オリンピックの決勝戦が昨晩行われた。83カ国から集まった異なる宗教、言語、民族出身の何百人もの学生の共通点はトルコ語を話すことだった。だが式典での共通点は、名前こそ挙がらなかったものの、フェトフッラー・ギュレンであった。授賞式で国会議長のビュレント・アルンチは、「式典の立案者」であるフェトフッラー・ギュレンを褒め称えながら、(彼の)亡命生活はもう終わりにしていいのではないか」と述べた。
6月9日にアンカラで始まったこの催しは、イスタンブルでの決勝戦で最終を迎えた。決勝戦は、催しのため名称が変更された旧マイショウランド、新名イスタンブル公演会議センターで行われた。ナイジェリアから中央アフリカ共和国、オーストラリアからガーナ、カンボジアから日本に至るまで83カ国355名の学生が催しに参加した。学生の大多数は、フェトフッラー・ギュレンの学校に通っている者達であった。
全参加国は各々のブースで自国の紹介をし、学生は訪問者とトルコ語でたくさん会話をした。人々の関心はブースに集中した。国会議長アルンチは、オリンピックのたいまつを灯して式典を始めた。アルンチ議長は「今から数年前、ある人たちがトルコ語の普及を目指して学校を開いた。今日、その情熱の実現を我々は目にしている。アッラーがこの成功を喜んでくださいますように。彼らも(この催しを)テレビで見ていることだろう。亡命生活はもう終わりにしていいのではないか」と述べた。この言葉に、会場にいた人々は立ち上がって長時間拍手をし続けた。
式典には内務大臣アブデュルカーディル・アクス、工業・商業大臣アリ・ジョシュクン、教育大臣ヒュセイン・チェリキ、正道党党首メフメト・アーアル、祖国党党首エルカン・ムムジュ、元内務大臣メラル・アクシェネル他、多くの国会議員が参加した。およそ5000名収容の会場はほぼ満杯で、会場の外にも巨大なスクリーンが設置された。式典が長引いたことで、手荷物預かり所にビニールシートを敷いて礼拝をする観覧者もいた。決勝戦の様子は、国際トルコラジオテレビ放送協会、トルコラジオテレビ放送協会、ジハン通信社により、およそ150ヶ国に生中継された。



Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:井上さやか )
( 記事ID:2753 )