温家宝首相:中国は欧米による包括案を歓迎 シャルグ紙
2006年06月19日付 Sharq 紙
【メフル通信】中国は、欧米からイランへ提示された包括案を再度歓迎した上で、核問題に関する会談を早急に開始するよう要請した。カイロ発フランス通信の報道によると、エジプト訪問中の温家宝(ウェン・チアパオ)首相は「我々は、イランの核問題は外交的に解決されるべきである、と信じている」と述べた。
温首相はさらに、以下のように表明した。「我々の考えでは、関係6カ国はイランの核問題に関する適切な提案を先日同国に提示したが、この包括案は確実に平和的話し合いのための基礎を築いた。」
EU(欧州連合)のハビエル・ソラナ共通外交・安全保障上級代表は、6カ国包括案(5+1ヵ国案)、または包括的見返り案(アメとムチ案)と称される提案を示しており、イラン政府も、この包括案を新たに検討中であることを表明している。
同案は、国連安保理常任理事国である米仏英中露5カ国と(英仏とともに)欧州主要三カ国の一国であるドイツからイランに対して提示された。
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( 翻訳者:岩間 縁 )
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