「マルマライ・プロジェクト」海底工事のための遺跡発掘事業すすむ(Radikal紙)
2006年06月21日付 Radikal 紙

マルマライ・プロジェクトによって日の目を見た発掘物が報道陣に公開された。イスタンブル考古学博物館館長、兼マルマライ発掘プロジェクト代表である考古学者イスマイル・カラムト氏は、昨日新聞記者らとともに発掘現場を巡回し情報を公開した。

発掘が2004年に始まったと述べたカラムト氏は、発掘が行なわれている地域は、ビザンツ時代(A.D.379-395)にエジプトから輸入される小麦を運ぶためにテオドシウス帝によって建設された古代港(テオドシウス港)であると語った。この港で嵐により沈没した船の残骸を偶然発見したと述べたカラムト氏は、“我々の手元には8隻の船の残骸がある”と言った。カラムト氏は西側でも紀元4世紀のアーチ型天井の隠し通路と地下墓地も発見したと説明し、これらも保存委員会に報告したことを明らかにした。船体の保管、修復・再建作業はイスタンブル大学で行なわれる予定である。




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( 翻訳者:三澤 志乃富 )
( 記事ID:2782 )