イスラエルがガザ地区へ最大規模の侵攻作戦、「捕虜憲章」は合意間近(アル・アハラーム紙)
2006年06月25日付 Al-Ahram 紙

■ イスラエル、ガザ地区へ最大規模の侵攻作戦
■ パレスチナ各派間の合意、数時間内に署名へ

2006年06月25日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ガザ:アシュラフ・アブルホウル】

 昨年夏以来最大と称するガザ地区への侵攻作戦によって、二機のアパッチヘリによる空からの援護を受けたイスラエル特殊部隊は、ガザ南部ラファハの北東に位置するウンム・ナスル村を襲撃、パレスチナ人の兄弟二人を拘束し、その父親を激しく殴打した。

 ハマース報道官のサーミー・アブーズフリーは、「この犯罪は、パレスチナ市民に対してイスラエルが継続的に行っている侵害や攻撃を代表するものだ」と語った。

 また、捕虜憲章(国民融和憲章)をめぐる国民対話会議の決着を目指すパレスチナの民族主義・イスラーム主義諸勢力間での拡大会合を数時間後に控え、対話会議に参加しているパレスチナの観測筋は、「(憲章への)合意はアッバース大統領の署名を待つだけになっており、数時間内には大統領とイスマーイール・ハニーヤ首相が参列する式典が開かれ、その場で公表される」と述べた。



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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:2808 )