大統領は国民投票で選ぶべき -社会民主人民党のキャンペーン(Milliyet紙)
2006年06月06日付 Milliyet 紙
社会民主主義人民党カラヤルチュン党首は、「大統領は国民投票で選ぼう 君の署名が必要だ」キャンペーンにイズミルで参加した。集まった署名は6月12日に国会に提出される。
社会民主主義人民党ムラト・カラヤルチュン党首は、6月1日に全国で開始された「大統領は国民投票で選ぼう 君の署名が必要だ」キャンペーンに強い関心が寄せられていると語った。コナック広場に設けられた署名所を訪れ署名を行ったカラヤルチュン氏は、ドイツ在住のトルコ人もキャンペーンを援助したと述べた。署名所は6月11日の夕方まで設置されていると話したカラヤルチュン氏は、集まった署名を6月12日にトルコ大国民議会ビュレント・アルンチ議長へ提出する予定である。カラヤルチュン氏は、文盲のため署名のみ記したマクブレ・オズカン氏の氏名も記入した。
■「オオカミはどの山で死んだのか?」
共和人民党デニズ・バイカル党首が中道右派に傾きつつあると評したカラヤルチュン氏は、「オオカミはどの山で死んだのか?(初代党首であるトルコ建国の父アタテュルクの理念を失ったのか?)失業や貧困問題が解決されたからといって右派と左派を分けるのを止めるのか?我々は左派であり、これからも左派であり続ける」と話した。左派政党は、エスキシェヒル市長ユルマズ・ビュユケルシェン氏のリーダーシップのもとで選挙協力しよう、というビュレント・エジェヴィト元首相の提案を受け入れたのに、共和人民党のバイカル党首は右派政党との協力を選択したとカラヤルチュン氏は述べた。カラヤルチュン氏は次のように続けた。「エジェヴィト氏は民主左派党のトップと会談をもつことなくこの提案を申し出た。もし現在の党執行部が(元首相の)この提案を受け入れれば、我々は協力するつもりである」
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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:2635 )