トルコの村々にもインターネット -情報通信化を政府が支援(Radikal紙)
2006年06月06日付 Radikal 紙

運輸通信大臣ビナリ・ユルドゥルムは、「全国サービスファンド」によりトルコの村々にインターネットサービスを導入する予定であることを明らかにした。
利益の望めない地域で遠距離通信のサービスが遅れないよう、そして地域間に隔たりが生じないように組織されたファンドには現在までに1億9000万新トルコリラが集まり、年末には2億4900万新トルコリラに達する見込みだと明らかにしたユルドゥルム大臣は、この資金で地方での「コンピューターでの読み書き能力」を向上させるために「情報通信施設」を設立する予定であると述べた。
この施設はある意味では村の喫茶店の代わりとなるだろう。また、村人はインターネットを使って海外に住む友人らとチャット(おしゃべり)をすることができ、関心のある話題について情報を集めることができ、さらに公的な諸手続きもコンピューターの画面上で解決できるようになるだろう。

■キャンペーンが行われる
教育の普及により、読み書きの能力を持つ人の割合が92%に達したことを明らかにしたユルドゥルム大臣は次のように述べた;
「今われわれは情報化時代に生きている。コンピューターでの読み書き能力において遅れをとらないよう、先進国のレベルにまで達するためのキャンペーンを行うつもりである。開講されるコースは若い人だけでなくどの世代の人にも開かれる。これによりトルコを、コンピューターの使用においては先進主要国のレベルにまで持っていく。我々は2013年までの情報通信における目標を定めた。トルコ国民が役所で行う日々の手続きの70%までをインターネットを使って行う状態にする予定である。この分野で遅れをとれば、残念ながら我々はずっと三部リーグにいつづけることになるだろう。」
ファンドに蓄えられた資金でさらに1500の学校にインターネットとコンピューターテクノロジーのクラスが設置される。生徒の15%が教育を受けている地方の1万7000の学校にも今年の終わりまでには高速インターネットが接続される予定である。




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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:2637 )