ムバーラク大統領夫人、大エジプト博物館の建設費用募金キャンペーンの先頭に立つ(アル・アハラーム紙)
2006年06月07日付 Al-Ahram 紙
■ スーザン・ムバーラク大統領夫人、大エジプト博物館計画への資金調達のための募金キャンペーンを始動
2006年06月07日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
スーザン・ムバーラク大統領夫人は昨晩、ショブラのムハンマド・アリー宮殿から出発する募金キャンペーンを始動させた。これは大エジプト博物館建設計画への資金を国内外から募ることを目的としたもので、予定されている博物館の面積は117フェッダーン、博物館の壁には寄付した人たちの名前が刻まれるという。
キャンペーンの開始式典にはファールーク・オクダ中央銀行総裁、ムハンマド・バラカート銀行連盟長をはじめ、エジプト国内の55の銀行頭取が参加した。
ファールーク・ホスニー文化相は、「キャンペーンの目的は世界中から募金を募り、新しい博物館の建設への参加を呼びかけることにある。この博物館の完成予定は2009年で、費用は5億5千万ドル、そのうち日本が無償・有償あわせて約3億ドルを提供する」と語った。
さらに同相は本紙のムシーラ・ムーサー記者に対し、「今回の募金の新しい点は、募金者を5つのグループに分類するところにある。修復費用を負担することを条件に特定の遺物のスポンサーになれるフォスター制度を利用したり、あるいは500ドルでレンガの型枠を購入することで、ピラミッド通りから伸びる壁に自分の名前入りのレンガを入れることも出来る」と述べた。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:2653 )