女性水着の看板が混乱引き起こす -市役所は当初、不適当と判断(Milliyet紙)
2006年06月08日付 Milliyet 紙
バーダト通りのボイネル商店前に提げられたサンセット社の水着のCM看板に対して、当初、イスタンブル広域市役所は許可を出さなかった。しかしこのことがマスコミに流れたことで問題は解決された。
AKP (公正発展党)が市長を務めるイスタンブル広域市役所は、サンセット・スイムウェア社がボイネル商店前に掲げた水着のCM看板に許可を与えず、危機的状況が生まれた。申請を不適切とした市役所は5月17日、同社にその旨を伝えた。しかしこの件がマスコミに流されると、今度は問題は解決されるだろうと知らせてきた。
サンセット・スイムウェア社は、水着の広告看板をバーダト通りのボイネル商店の前に掲げるために、4月26日、イスタンブル広域市役所の都市計画局に申請を行った。都市計画局は5月17日、社の申請が「宣伝・広告に関する法規の第22条」によって「適切ではない」と判断された、という回答を出した。この条文の第1項に「一般倫理から外れるような見た目のものは使ってはならない」と定められているのだ。
■回答を待たずに看板を出した
サンセット社は、市役所からの回答を待たずに看板を掲げていた。看板を市役所の指示で下ろさせられることを予期した社はこの問題をマスコミにリークした。しかし市役所は看板を下ろさせなかった。市役所関係者は以下のような見解を発表した。「バーダト通りに掲げる看板のために提出された申請書類には、かなり多く水着の写真が載っていた。これらのうちいくつかが不適切と見受けられた。ただし回答は『すべてが適切というわけではない』というものだ。いくつかの写真に対して異議はなかった。たとえば、同社の掲げる広告に対しては、何の異議もない。」
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( 翻訳者:田林 玲 )
( 記事ID:2658 )