外務省、トルコ人旅行者のレバノン渡航を警告(Hurriyet紙)
2006年07月14日付 Hurriyet 紙

 外務省は、トルコ国民に、紛争地となっているレバノンへの渡航を警告した。

 外務省高官からの情報によれば、ベイルートをイスラエルが攻撃したために足止めを食らっているトルコ国民は、今朝、大使館をたずねトルコへの脱出に協力を求めた。このため本省と連絡をとった在レバノン大使館は、トルコへの脱出を望む同胞にバスを用意した。大使館前から16:30に出発するバスは、希望者をシリア経由でヤイラダーの国境入口まで運ぶであろう。
 外務省は、書面による発表で、「レバノン旅行を計画している国民に、昨今生じた中東情勢の事態悪化によりレバノンの港や空港が使用不能となっているのを喚起し、計画の延期が妥当である」とした。


■イスケンデルンーベイルート間のフェリー運航延期

 一方、ハタイのイスケンデルンから首都ベイルートへの運航が計画されているフェリー便は、イスラエルによる攻撃のため運航延期となった、と伝えられる。イスケンデルン・ネルパ旅行会社代表ネリム・ドゥルグンは、発表で、レバノン情勢の不透明さのため7月に運航開始予定のベイルート便を延期した、と述べた。
 タシュジュと北キプロス・トルコ共和国間を運航する、360人収容できるギュニズ号が、ベイルートーイスケンデルン間を週に往復2便運航する予定であったと述べるドゥルグンは、「最初の便は7月24日に計画していたが、イスラエルがレバノンに攻撃したことで、現在は全く不透明。状況に応じて決定を下していく」と話した。 レバノンでトルコ国民にビザが発給され始めたとも述べるドゥルグンは、問題解決のため引き続き努力すると付け加えた。


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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:2988 )