イスラエル、ハニーヤ首相の停戦案を拒否しガザ地区攻撃を拡大(アル・ナハール紙)
2006年07月09日付 Al-Nahar 紙
2006年07月09日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
■ オルメルト首相、ハニーヤ首相の停戦案を拒否
■ イスラエル、予備役を召集し攻撃を拡大
イスラエルのエフード・オルメルト首相は昨日、パレスチナのイスマーイール・ハニーヤ首相が提案した停戦を拒否した。ハニーヤ首相は提案の中で、ガザ地区における交戦の停止と、捕虜になっているイスラエル軍兵士ジルアード・シャリットの問題の外交的手段による解決の模索を呼びかけた。これに対してオルメルト首相は兵士の解放とミサイル発射の停止を条件としており、「その後でイスラエルはあらゆる可能性を検討する」としている。
一方でイスラエル軍は空軍および工兵部隊の予備役兵数十人を召集し、ガザ地区東部に向けて攻撃を拡大した。このためパレスチナ人6名が殺害され、その中には母親とその息子、6歳になる娘も含まれていた。
イスラエル軍は朝にガザ地区北部のバイト・ラーヒヤーその他の地域から撤退したが、その後には道路や諸々の施設、農地などに甚大な被害が残された。
現地の新聞はこちらから
( 翻訳者:並木麻衣 )
( 記事ID:3005 )