エジプトで高校課程修了認定試験の結果発表(アル・アハラーム紙)
2006年07月15日付 Al-Ahram 紙
■ 本日、サーナウィーヤ・アーンマの成績上位者発表、合格者の割合は84%を超える
■ 上エジプトの学生が理系の上位を占める
■ カイロと下エジプトの女子学生が文系で上位に
■ 理系の最高点は409点、第二位は408.5点
■ 正答率90~95%の成績優秀層の数が2%増加
2006年07月15日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
本紙が入手した情報によると、サーナウィーヤ・アーンマ(訳注:高校課程修了認定試験。バカロレアに相当)の合格者の割合が、昨年度より2%増加し、84%を超えた。上エジプト、特にケナとアスワーンの公立学校20校がはじめて理系部門で上位を獲得、この順位の獲得にあたっては、男子学生が女子学生よりも優れた成績をおさめた。一方、文系部門では下エジプトとカイロの諸学校、中でもナセルシティーの外国語学校(訳注:国語や宗教以外の教科を欧米語で教える学校)2校が上位を占め、この部門では女子学生が男子学生より優秀な成績を示した。
同様に本紙が得た情報では、理系のトップ二人は、410点満点中409点と408.5点を獲得したという。ユスリー・アル=ジャマル教育相が本日午前の記者会見で、理系と文系の第二段階試験上位10名の氏名を公表する予定。この件で本紙のナヴィーン・シャッハータ記者が得た情報によると、女子学生が男子学生より15%も高い得点を獲得した。さらに、(受験生からの)不満が出た科目では合格者の割合が上昇しているが、学生が満足を示した科目では、合格者の割合が落ち込んだという。
またシャッハータ記者によれば、得点層は昨年より高水準となり、中でも90~95%の得点をおさめた層はおよそ2%増加した。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:3006 )