イスラエル、ガザ地区北部の入植地2ヶ所に侵攻(アル・ナハール紙)
2006年07月06日付 Al-Nahar 紙
■ イスラエル、ガザ地区北部に侵攻 パレスチナはアシュケロンへミサイル発射
■ リブニー外相がシリアに警告 ライス国務長官はシリアにハマースへの圧力を要求
2006年07月06日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【ラーマッラー:ムハンマド・ハウワーシュ】
【ワシントン:ヒシャーム・ムルヒム】
【その他都市:諸通信社】
イスラエル軍は昨夜、ガザ地区北部のかつての入植地2ヶ所に侵攻した。これはイスラエルが現在展開している地上攻撃を拡大し、パレスチナの抵抗活動家によるイスラエルへのミサイル発射攻撃を防止するための隔離地区を設置する計画の一環であるが、イスラエル軍の前進にもかかわらず、前の夜にひきつづきガザ地区から12キロ離れたアシュケロン市に「カッサーム」ミサイルが落下するのを防ぐことはできなかった。外交手段による解決のための仲介について情報が分かれる中、イスラエル軍兵士ジルアード・シャリットを捕虜にしたグループは解放のための新しい条件を提示した。その中にはイスラエルがパレスチナ人収監者の一部を解放するための日程を提示することが含まれている。その一方でイスラエルのツィピ・リブニ外相はシリアに対し、もし兵士が解放されなかった場合はシリアが「代償を支払うことになるだろう」と警告した。またアメリカのコンドリーザ・ライス国務長官はトルコのアブドゥッラー・ギュル外相との会談において、トルコ政府が捕虜になっているイスラエル軍兵士の解放のためにイスラーム抵抗運動「ハマース」との良好な関係を活用するよう求めた。
(後略)
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( 翻訳者:吉永晶子 )
( 記事ID:3008 )