イギリス軍がイラク南部バスラでの駐留継続を発表(サバーフ・ジャディード紙)
2006年07月12日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ イギリス軍司令官「我々の軍はバスラを去らない」

2006年07月12日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【バスラ:「イラクの声」通信社】

 バスラ駐留イギリス軍司令官は火曜日、同軍にはいまだ大きな課題があり、必要とされる治安上の条件が満たされ、バスラ住民を安心させるためのいくつかの計画が実施されるまでは、同軍はバスラを去らないと述べた。しかし司令官はこれらの計画については明らかにしなかった。

 バスラ国際空港にあるイギリス軍基地で昨日行われた記者会見には、独立系通信社「イラクの声」も出席した。この記者会見においてイギリス軍のジェームス・エヴェラード准将は、「我々が現在までに達成したものは一時的な影響しか持たず、我々の目の前にはいまだに大きな課題がある。治安上の条件が満たされとバスラ住民の安心が得られるまで、バスラを去ることはない」と述べた。

 またエヴェラード准将は、「我々とバスラ治安委員会メンバーとの間で先週、治安に関する文書に調印が行われたことを大変喜んでいる。これにより何人も法を超えることはできないことを確認した」と述べた。

 この文書は先週、バスラ治安委員会と多国籍軍との間で調印されたものである。バスラ治安委員会はバスラ県知事を長とし、メンバーとしてイラク治安軍司令官11人が含まれる。

 同文書は、バスラ県における治安面での無秩序状態を解決すること、死と暗殺と罪なき人々の殺害を常とする集団の追及、犯罪者集団や治安と安定を揺るがすべく煽動行為をおこなう全ての人間の追及、弱者を利用する犯罪者の追跡、不正に関与する者や犯罪目的で自身の地位を利用する者との闘いを通じて犯罪者を司法当局に引き渡すことをうたっている。

 エヴェラード准将は、「イギリス軍司令官として、また国連安保理によって付与された職権に基づき、治安と安定への脅威があると感じられる今、私は拘束作戦を続ける」と述べるとともに、バスラ住民の沈黙する大多数はこうした拘束作戦を支持していると指摘した。

 またエヴェラード准将は、イギリス軍が拘束センターの開設以降1300人以上を拘束したことに言及し、「現在残っているのは 80人以下である。つまり我々は被拘束者の90%以上を釈放した。我々は28日毎に手元にある被拘束者のファイルをチェックしているが、さらに司法システムをより透明性の高いものにするためのより良い方法をイラク政府と討議している」と述べた。

 通信社「イラクの声」から、イラク国防相とイギリス国防相が2週間前に発表した治安計画の今後について質問され、エヴェラード准将は、「我々は新しい命令を受けると思われるが、現在のところはまだ何も命令を受けていない」と回答した。

 また、バスラでイギリス軍のヘリコプターが撃墜された2ヶ月前の事件に関する調査の進展について尋ねられ、エヴェラード准将は、「調査はいまだ行われており、ヘリコプターの残骸をイギリスへ送った」と回答し、「もし検査の結果が出たとしても発表はしない。秘密情報であり、開示するつもりはない」と述べた。



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( 翻訳者:森本詩子 )
( 記事ID:3033 )