イスラエル軍がガザ地区攻撃続行 ハマース軍事部門がイスラエル軍基地をミサイル攻撃(アル・ナハール紙)
2006年07月23日付 Al-Nahar 紙

■ イスラエル軍がジャバリヤとナブルスへ侵攻 ハマース所属議員に対する公訴提起

2006年07月23日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 イスラエル軍は昨日、ガザ地区北部にあるジャバリヤの東部へ侵攻し、ナブルスへの爆撃でパレスチナ人1人を殺害した。いっぽうイスラエル司法当局は拘束中のイスラーム抵抗運動ハマースの閣僚および議員に対する統一の公訴提起を行った。

 目撃者の証言によれば、イスラエル占領軍のブルドーザーおよび軍用車輌がジャバリヤ市の東部墓地付近の民有地に200メートル侵入した。また、アブドゥ・ラッボ農地の東にある民有地では占領軍のブルドーザーが広範囲にわたって地ならし作業を進めており、同地域に設置された軍事的拠点の強化が行われている。

 また、ガザ地区[とイスラエル領]の境界線地帯に集結しているイスラエル軍戦車は、ガザ市東部の各地区に対して再度砲撃を行った。

 これに対し、ハマースの軍事部門である「カッサーム」大隊が発表したところによると、同大隊はケレム・シャローム(カルム・アブー・サーリム)通行所とガザ地区南東部のソーファ通行所の間にあるイスラエルの軍事基地をカッサーム・ミサイルで攻撃し、もう1発のミサイルでキソヴィーム軍事拠点を攻撃することに成功した。また諜報機関の軍事基地に対する攻撃は、スパイ活動に利用されるイスラエルの気球が着地する間に行われ、ミサイルは基地を直撃したと強調した。

(後略)



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( 翻訳者:並木麻衣 )
( 記事ID:3089 )