アタテュルクも宿泊したペラパラス・ホテル、修復へ(Milliyet紙)
2006年07月27日付 Milliyet 紙
著名な船主であるイフサン・カルカバン氏は約8500万ドルで歴史あるペラパラス・ホテルと、チェシュメにあるスゼル・パラダイス・ホテルの新オーナーになった。カルカバン氏は家族ぐるみの付き合いがあるスゼル家の要請を受けてホテルのオーナーになったことを明かした。また自身が23年間過ごした場所にあり、思い出のあるペラパラス・ホテルを買収することはとても感慨深いことだったと話した。
カルカバン氏は、ペラパラス・ホテルへの投資は自身にとって特別な意味を持つといい、「いかにこのホテルが今それほど注目されていなくとも、ホテルには来訪者を感動させる歴史がある。かのアタテュルクもこのホテルに泊まった。アタテュルクに敬意を表しつつ、彼が泊まった部屋やそこでの逸話を大事にする形でホテルを修復するつもりだ」と語った。
アタテュルクが泊まったペラパラス・ホテルの101号室は1981年からは博物館になっている。ペラパラス・ホテルを宮殿風に修復し、世界中で話題になるようなホテルにすると話すカルカバン氏は、「部屋数を増やすつもりはない。300床のベッドを備えるホテルの一部の部屋をスイートルームにしようと考えている。もしかしたら部屋数を減らすかもしれない」と述べた。
■イタリア人建築家が修復
カルカバン氏は修復のためには惜しみなく予算をつぎ込むとし、著名なイタリア人建築家と打ち合わせをしていることも明らかにした。観光部門での拡大を図ることを決めたと話すカルカバン氏は、ペラパラス・ホテルについての交渉を27歳の息子ヤヴズ・カルカバン氏に委ねたと述べた。カルカバン氏は他の特色あるホテルも獲得していきたいと話した。
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( 翻訳者:住永千裕 )
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