トプカプ宮殿第一庭園入口の門、観光バス通過禁止に(Milliyet紙)
2006年07月28日付 Milliyet 紙

アッティラ・コチ文化観光相は、長年にわたる大型車両の往来により老朽化したトプカプ宮殿のバーブ・ヒュマユーン(帝王の門)を保護するため、自らの手で門を閉めて封鎖した。コチ大臣はトプカプ宮殿にとって新時代の幕が明けたと述べ、全力で門を押しながら「国民には開放するが、バスには開放しない」と話した。

バーブ・ヒュマユーン閉鎖式典は、およそ8カ月前に実施要綱が策定された「トプカプ宮殿一体化およびスル・スルターニ地区(旧市街歴史地区)一帯修繕プロジェクト」の一環として行われた。式典は、メフテル(軍楽隊)の伴奏による国歌斉唱で始まった。コチ大臣は演説の冒頭で「すべてがこれまで通りではなくなるだろう」と述べ、次のように続けた。
「この宮殿で暮らした人々が私たちにイスタンブルを贈ってくれた。そのときに中世に幕を引き、新時代を開いてくれたのだ。これに例えては少し大げさかもしれないが、トプカプ宮殿にとっての新時代がすでに始まっている」。

■トプバシュ市長:正しい決断

イスタンブル広域市のカーディル・トプバシュ市長は、外国では史跡に行くのに時には長い道を歩かなければならないこともあるとし、次のように話した。
「日ごと観光業のシェアが伸びているイスタンブルで、このあたりの地区(旧市街歴史地区)の老朽化率は非常に高い。いろいろな門にバスの通った跡が残っている。つまり私たちの(史跡の)利用の仕方が間違っているのだ。歴史性を感じるためには中に何もあってはならない。今回の決断は正しいものだ。私たちは、今後バスを中にいれない。国民の方々は存分に歴史を感じながら見て回れるようになる」。

■副知事:遅すぎたほど

式典に列席したイスタンブル県のジュムフル・ギュベン・タシュバシュ副知事は、2年前に2500億リラを投じて行われた門の修繕の際に、同時に車両を封鎖すべきだったと述べ、「大型車両の往来や排気ガスが原因で歴史的な門が被害を受け、歴史的な要素が失われようとしていた」と話した。

演説後、プロジェクトの実施要綱を象徴してバーブ・ヒュマユーンの右扉を押し、車両に対し門を閉ざしたコチ大臣は、その後宮殿の中庭で新聞記者のインタビューに応じた。続いてアヤソフィアを視察した。旅行者の記念写真にも応じた大臣は、歩いてスルタン・アフメト地区のキョフテ屋に向かい食事をとった。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:3117 )