トルコでパレスチナの夕べ、野外コンサートを開催(Radikal紙)
2006年07月30日付 Radikal 紙

パレスチナで生じている人々の悲劇に対して、一昨晩、ある声が(イスタンブルの)ハルビイェにある野外劇場からあがった。ほぼ満席となった野外劇場は、モスト(・プロダクション)主催のコンサート中の「ダブルムーン・オール・スターズ」という銘打った夕べで、「ダブルムーン(トルコのレーベルの一つ)」のアーティストたちを迎え入れた。初めにメルジャン・デデがステージに登場した。デデは、新アルバム『ネフェス(Breath)』中の曲を奏で、新曲の数々は東部(の曲)により近い曲調であった。
メルジャン・デデ(が催した)第一の驚きは、皆を魅了した9歳の打楽器奏者メルト・エルマスであった。第二は、パレスチナに宛てた曲を演奏する際、ステージにパレスチナの旗を掲げたことであった。

メルジャン・デデのあとに、ヒュスニュ・シェンレンディリジがステージにあがった。アイタチ・ドーアンとイスマイル・トゥンチビレッキとともに結成したトリオの最初の作品を共演した。彼は、アリ・ババジャン大臣を見るや、ビザ問題を話題にするのを差し控えなかった。

この夕べの最後は、オリエント・エクスプレスとサバハト・アクキラーズが飾った。『全集』という名のアルバム中の曲を歌う前に、アクキラーズもメルジャン・デデと同様に、パレスチナとイラクへ平和の願いを伝えた。民謡を歌っている際、野外劇場(の観客)全体がテンポを取ってステージ上の人たちと相和した。さらに、フォークダンス(halay)を踊る人たちさえいた。最後に、シェンレンディリジとメルジャン・デデが一緒にステージにのぼり、「叶わぬ愛」を演奏した。聴衆は一度だけでは飽き足らなかったとみえ、アーティストたちが再度ステージに戻ったところで、再び求めたのは「叶わぬ愛」だった。

写真のキャプション:ダブルムーン・コンサートの間、メルジャン・デデはパレスチナの旗を掲げ、一曲を紛争地域の人々に捧げた。



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( 翻訳者:幸加木 文 )
( 記事ID:3141 )