アヤソフィア博物館の修復作業足場、撤去に莫大な費用(Milliyet紙)
2006年07月03日付 Milliyet 紙

アヤソフィア博物館の主ドームのモザイク画の修復のために14年前に設置された鉄製の足場が(主ドームから)撤去される。ただし撤去作業にかかる費用は驚くべき額だ。

イスタンブル実測調査・記念物局による足場の撤去作業に、付加価値税別で75万YTL(約5500万円)の費用が求められた。主ドームの修復は4段階にわけて行われ終了した(*1)。この足場は、以前にも度を越した価格で取り外しと設置作業が行われている。

今回、主ドームの鉄製足場を取り外し、移動して別の場所に設置するために75万トルコリラの費用が求められた。建設エンジニアのネヴザト・オズイナンチ氏は報告書のなかで、「鉄製の足場をはずし、主ドームより低いところに位置する半ドームと四分の一ドームの下に組み立てるために、税別75万トルコリラの経費が必要だ。」と述べている。この撤去・設置作業ではイスタンブル県の特別行政機構が経費を負担する見込みで、入札が行われる予定だ。


(*1)足場は主ドームの4分の1にのみかかっている。これを移動しながら主ドーム全ての修復が完了した。




Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:2893 )