法務省、ヴァン共和国検事長更迭を提案(Hurriyet紙)
2006年07月04日付 Hurriyet 紙
法務省が作成した司法機関に関する政令案では1600人の裁判官と検察官の移動が計画されている。
同省の人事総局は司法機関に関する政令案(夏期)を完成させた。草案は今日(4日)、裁判官・検察官高等委員会に提出された。これを受けて同委員会が検討を開始した。
草案には司法機関で勤務するおよそ1600人の裁判官と検察官の勤務地の移動が盛り込まれており、その移動の大半は現在の勤務地での任務期間が満了した裁判官と検察官に関するものであることが分かった。さらに草案のなかで特別な事情や懲戒による移動の調整も行われている。
草案では、ヴァン共和国検事長ケマル・カチャン氏の更迭が提案されていることが分かった。
ヴァン共和国検察局は、ヴァン百周年大学学長のユジェル・アシュクン教授事件、ならびにシェムディンリ事件(注1)の裁判で問題になっていた。草案は裁判官・検察官高等委員会によって最終的にまとめられる予定だ。
シェムディンリ事件の起訴状を作成した検察官フェルハット・サルカヤ氏はすでに裁判官・検察官高等委員会によって罷免されている。サルカヤ氏が作成していた起訴状には陸軍司令官ヤシャル・ビュユクアヌト大将の名とともに数人の幹部、将校の名にも触れられていた。
注1:シェムディンリ事件、裁判については下記参照
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/newsdata/News2006620_2771.html
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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:2898 )