北キプロスのデンクタシュ初代大統領、入院中のエジェヴィト元首相を見舞う(Hurriyet紙)
2006年07月04日付 Hurriyet 紙
北キプロス・トルコ共和国のラウフ・デンクタシュ初代大統領は、1974年のキプロス侵攻を立役者、ビュレント・エジェヴィト元首相を見舞った。デンクタシュ元大統領は、ラフシャン・エジェヴィト夫人そして民主左派党(DSP)のムスタファ・ヴラル事務局長補佐と面会した。
デンクタシュ元大統領は、エジェヴィトのためにもうけられたノートに感じていること、考えていることを記した。元大統領はキプロスのトルコ人達はエジェヴィトに対し恩義があり、毎日彼のために祈りを捧げていると述べ、次のようなメッセージを記した。
「あなたがいなかったら1974年にキプロスはギリシャに併合され、キプロスのトルコ人達は島から追い出されていたことでしょう。母国の安全に深く関係するこのトルコの島は、ギリシャの13番目の島として包囲攻撃されていたことでしょう。今日、自由で安全に暮らしているキプロスのトルコ人達はあなたに感謝しています。『島がギリシャのものにならないように』と殉教者を出してきたアナトリアの国民も私達と共にあなたの為に祈りを捧げています。私達はあなたを待っています。あなたが必要なのです。もう起きて下さい、起きてこの素晴らしい国を喜ばせてください。親愛なるエジェヴィト、貴重な首相、アタテュルクの思想を不屈の精神で支持し、キプロスを救済したあなたを我々は深く敬愛し、もう一度元気な姿を拝見したいのです。」
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( 翻訳者:新井仁美 )
( 記事ID:2899 )