全国共通大学入試の結果は8月上旬に発表 ハムシャフリー紙
2006年07月01日付 Hamshahri 紙
7月1日付ハムシャフリー紙
【ISNA】全国大学入試センター・センター長のアブドゥッラスール・プール・アッバース博士は、1385年度(西暦2006年)全国共通大学入学試験の暫定的な結果はモルダード月中旬〔8月上旬〕に発表されると表明した上で、次のように言った。「国の高等教育機関、特にパヤーメ・ヌール大学の定員増加を考慮すると、今年の共通大学入学試験では「3人の志願者につき1人」が合格する。
同センター長は、イスラームシャフルでの共通大学入学試験の実施状況を視察の際、こう述べた。「約45万人が今年入学試験を通じて、大学や国の高等教育機関に入学を許可される」。また、彼は問題の解答についても説明した。「問題の暫定的な解答は、それぞれの科目分野の試験の実施から3時間後に入試センターのホームページを通じて公表される」。
同センター長は同時に次のように述べた。もちろん暫定的な解答は確定したものではない。問題の最終解答は、試験の最終科目(人文科学系科目のテスト)の終了後、月曜日か火曜日に、大学入試センターのホームページ(www.sanjesh.org)上で公表される。
プール・アッバース博士は続けて今年の入学試験の公正さを強調し、次のように言った。新しい受験規則や全国大学入試に関わる不正や犯罪に対処するための規範の実践で、試験は、全受験会場でこのうえなく公正に、かつ健全に行われた。彼はこう続けた。もちろんゲシュム島での地震発生のため停電の障害が発生したが、テスト開始時までには復旧した。
●一部学科で男女別の合格枠を規定
大学入試センター長は続けて、共通大学入学試験で一部の学科について男女別の合格枠を規定していることに触れ、こう説明した。「約7、8の学科で国家の必要性を考慮して、近年の方法に従い、男女別の合格枠を規定し試験が行われた」。
また、プール・アッバース博士は、リハビリテーション学科で肉体的運動的障害を持った受験者の情況を視察し、こう述べた。「このような受験者達に対し適切な措置、特にいくつかの科目に対する点字による試験問題の提供、および、一部の視覚障害・聴覚障害をもつ受験者のために書記(問題読み取りや解答書き込みの補助に当たる者)を配置することが検討、提案されている」。
彼はこのような書記がリハビリテーション学科の学生たちであることに触れ、以下のように述べた「。彼らは障害をもつ受験者に対し、最善の対処法を理解している。もちろん一部の障害のある受験者が、点字で解答用紙を用意して欲しいようであったので、こうした要請は専門的に検討されることになるだろう」。
同センター長は、問題冊子コードを解答用紙に記入するよう強調し次のように言った。「今年は数学〔基礎科学〕、経験科学、人文科学などの科目の問題として、選択可能な6種類の問題が用意されている。すべての冊子には、科目のコードがあるので、志願者はこのことに注意が必要であり、冊子のコードを解答用紙に記入しなければならない。なぜなら記入がなされていないと、彼らの解答用紙は採点されないからだ」。
また、次のことにも言及すべきだろう。大学入試センター長は、受験会場の視察中に受験者同士の間でクリームビスケットを交換することについて、夏の間はビスケットのクリームが腐っているかもしれないとの理由から、これを批判した。
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( 翻訳者:飯田晃大 )
( 記事ID:2906 )