イスラエルのガザ侵攻で、レバノン国境にも緊張走る(アル・アハラーム紙)
2006年07月01日付 Al-Ahram 紙

■ レバノンのヒズブッラー部隊、イスラエルの敵対行為に反撃準備

2006年07月01日付アル・アハラーム紙(エジプト)アラブ世界面

【ベイルート:ファトヒー・マフムード】

 イスラエル軍はレバノン国境に最高レベルの兵員配備を行うと発表、一方でヒズブッラー筋もまた、いかなる敵対行為にも反撃できるようその部隊に完璧な準備をとらせたと明言した。同時にレバノン南部に展開している合同治安部隊(訳注:イスラエル撤退後の南レバノンに配備されたレバノンの軍・警察4組織による合同部隊)の責任者筋も、国境の向こう側でイスラエル軍が兵員配備を公言していることから、レバノン南部から占領下のパレスチナ北部に向けてミサイルが発射される恐れがあるとして、同部隊が展開している地域において最大限の警戒態勢をとる必要があるとの警告をレバノン当局から受けたと発表した。

 この合同治安部隊の責任者筋は、同部隊の任務は国境地帯の境界線沿いに展開している軍と国境地帯の入り口に検問を設けている情報機関、4組織の合同任務であって、ブルーライン(訳注:イスラエルの撤退ライン、レバノンとの暫定的境界線)に関しては同部隊ではなく、国際部隊(訳注:国連レバノン暫定軍UNIFIL)が責任を負っていると指摘した。

 時を同じくしてレバノンのフアード・セニョーラ首相は、アイン・ヘルウェ難民キャンプに向かう直前の政府パレスチナ難民視察団メンバーと会見、パレスチナ側との対話委員会委員長を務めるハリール・マッカーウィ元大使とUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)のベイルート局長であるリチャード・クック氏も同席した。
その後視察団はアイン・ヘルウェの視察を行ったが、このキャンプへのレバノン高官の訪問は初となる。

 一方、レバノン北部の難民キャンプでは、パレスチナ抵抗諸勢力の呼びかけにより、パレスチナ人民に対するイスラエルの攻撃に抗議して、タラーブルスのUNRWA事務所前で座り込みが決行された。



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( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラブ・メディア翻訳) )
( 記事ID:2907 )