イラク首相が湾岸諸国歴訪を開始(アル・ナハール紙)
2006年07月02日付 Al-Nahar 紙

■ マーリキー首相の湾岸諸国歴訪開始と同時にサドル・シティーで爆破事件、66人死亡

2006年07月02日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 イラクのヌーリー・アル=マーリキー首相が湾岸諸国への歴訪を開始し、イラク国民和解計画への支援をとりつけるためにジェッダでサウジアラビアのアブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王と会談を行うなか、シーア派住民が多数を占めるバグダードのサドル・シティーではここ3ヶ月間で最も犠牲者の多い自爆事件が起きた。66人が死亡、98人が負傷し、犠牲者の多くは市民であった。この攻撃について、これまで知られていなかった「スンナの民援護者集団」と名乗るグループが実行声明を発表した。

 一方、スンナ派のナジャーフ・アル=マシュハダーニー議員が随行者8人とともに拉致されるという前例のない事件が発生した。

 ジェッダではサウジアラビア国王がマーリキー首相との会談にあたって「王国は、イラクがアラブとイスラームの共同体の諸国家の間で当然占めるべき位置を取り戻すために、イラクの統一と、国土ならびに国民の安全を願う」と強調した。

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( 翻訳者:並木麻衣 )
( 記事ID:2912 )