イスラエルのガザ地区侵攻で22人死亡(アル・ナハール紙)
2006年07月07日付 Al-Nahar 紙

■ イスラエル、ガザの住宅地で全面戦争を展開:ベイト・ラヒヤとベイト・ハヌーンでパレスチナ人死者22人

2006年07月07日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 ガザ地区は昨日、イスラエルの地上侵攻開始以来、もっとも流血の惨事にみまわれた1日を過ごした。侵攻は6月28日、捕虜になっているイスラエル軍兵士を解放させるためのパレスチナ人活動家たちに対する圧力として開始され、ベイト・ラヒヤとベイト・ハヌーンの両都市の住宅地にイスラエルの戦車がヘリコプターによる支援を伴って侵攻している。イスラエルは、両都市はパレスチナの活動家たちがイスラエル南部に「カッサーム」ミサイルを発射する発射地点だと述べている。イスラエルの攻撃で民間人を含むパレスチナ人22人が死亡、60人以上が負傷した。またヨルダン川西岸地区の都市ジェニーンではイスラエル軍の侵攻でパレスチナ人2人が死亡した。パレスチナのサイード・スィヤーム内相は、パレスチナ治安機関に対して最大級の臨戦態勢を発令した。パレスチナのイスマーイール・ハニーヤ首相はイスラエルの攻撃を「人道に対する罪」であると述べ、国際社会に介入を呼びかけた。

 ニューヨークでは、カタールがアラブ諸国を代表して、攻撃の停止とガザからの即時撤退をイスラエルに対して呼びかける決議案を安保理理事国に提出した。しかしこの決議案に対してアメリカとフランスが反対の立場をとった。



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( 翻訳者:田中裕子 )
( 記事ID:2931 )