首相と参謀総長ら、レバノン派遣のトルコ軍の規模を議論 -800~1200人規模か(Hurriyet紙)
2006年08月14日付 Hurriyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が今日、ヒルミ・オズキョク参謀総長と、8月30日から参謀総長に就任するヤシャル・ビュユクアヌト陸軍司令官との間で行う会談で、レバノンへ派遣されるトルコ兵の人数について話し合われる見通しだ。

軍関係筋は、レバノンで任務に就く1万5000人の兵士から成る国連駐留軍において、トルコ兵の数は800人から1200人ほどになると想定されていると話した。

■戦闘ではなく防衛

トルコ軍がレバノンに派遣された場合、「平和構築」のための戦闘任務には就かない代わりに、「平和維持」の任務に就く。前線での戦闘には介入しないトルコ軍の大部分は、イスラエルの度重なる攻撃の結果、居住が不可能になったレバノンの住居の再建で主体的な役割を果たすことになる。

レバノンでの任務に就くトルコ軍は、アンカラのママクに駐屯し「平和軍」として知られている第28機械化歩兵旅団の隊員で構成される。この団の兵士は平和を根付かせるためのさまざまな教育を受けている。また国際部隊とともに任務を行う国々で現地の住民と親密なコミュニケーションをとれるよう、実用的なレベルで外国語を学んでいる。

政府がレバノンへ兵士を派遣するには、公式文書を準備し、これをトルコ大国民議会に送り、トルコ大国民議会もトルコ軍の国外での活動を承認することが必要だ。トルコ軍は、現在国外ではアフガニスタン、ソマリア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、コソボ、アルバニア、コンゴ民主共和国で活動している。

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( 翻訳者:及川治香 )
( 記事ID:3263 )