ダニエル・バレンボイムが中東和平を祈って指揮 (「東西ディーヴァーンオーケストラ」イスタンブル公演は予定通り開催)(Radikal紙)
2006年08月17日付 Radikal 紙

中東和平に捧げるメロディーが昨晩、イスタンブルに高らかに響いた。ダニエル・バレンボイムの指揮のもと、中東各国から集まった若手音楽家で構成された東西ディーヴァーンオーケストラは、イスタンブルの聖イレーネ博物館で盛大なコンサートを行った。

コンサートはベートーヴェンの「レオノーレ」序曲で始まった。前半はシューベルトの「ます五重奏」のうち「アレグロ・ヴィヴァーチェ」の部分だけが演奏される予定だったが、すべて演奏された。この変更のため、指揮者のバレンボイムはイスタンブルの音楽愛好家へのサプライズを行い、ピアノの前に座った。ブラームスの「交響曲第1番」でコンサートの締めを飾ったオーケストラは、観客の長いスタンディング・オベーションに包まれた。

オーケストラはブリュッセル、パリ、ベルリン、ワイマール(ドイツ)、ミラノでも公演を行う。


※関連記事: E.サイードら結成の「東西ディーヴァーンオーケストラ」、イスタンブル公演微妙に(2006年8月12日、Yeni Safak紙):http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/newsdata/News2006815_3271.html

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( 翻訳者:住永千裕 )
( 記事ID:3286 )