野党バイカル党首、レバノン派兵の危険性を指摘(Radikal紙)
2006年08月21日付 Radikal 紙

バイカル・共和人民党(CHP)党首は、トルコが国連平和軍に参加して、レバノンでの紛争の当事者となることは、重大な結果を招きかねないとの見解を示した。

同党イスタンブル県支部で昨日記者会見を行ったバイカル党首は、国連決議はレバノンでの停戦と合意を前提とはしていないと主張し、次のように語った:
「国連1701号決議は、ただ紛争を止めることを意味しているに過ぎない。我々も決議文を読んだ。英語の決議文には‘cessation of conflict’と書かれている。これは『紛争の停止』という意味になる。レバノンへ軍隊を派遣する国は、ヒズブッラーとの衝突というリスクを視野に入れる必要がある。
我々は、宗教紛争や民族紛争に関わってはならない国だ。首相はまだ初期の段階で、世界に向けて、トルコは組織されるであろう軍隊に参加する用意があると発言した。トルコ大国民議会でこのことがまだ十分に議論されないうちに、全世界に向けて平和維持軍へ参加すると宣言することは失策だ。レバノンで殉職者が出れば、トルコは大騒動になる」。

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( 翻訳者:及川 治香 )
( 記事ID:3316 )