レバノン政府軍、南部シャバア農場付近に展開(アル・ナハール紙)
2006年08月19日付 Al-Nahar 紙
■ ロシアのプーチン大統領、レバノン軍の南部展開に肯定的な見方
■ レバノン軍はシャバア農場との境界地帯に駐留
■ セニョーラ首相「国連暫定軍増派部隊は近日中に駐留」
2006年08月19日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
レバノン政府軍の昨日のシャバア入りは国民の熱烈な歓迎を受け、注目を集めた。そのことは形式の面から言えば、イスラエルの占領下にあるシャバア農場の問題をめぐって危険に身を縮めてきた地域の住民がいかに国家の保護を待ち望んでいたかを反映している。また一方で内実の面から言えば、安保理決議第1701号に基づくレバノンの義務は、レバノン公式筋の表現によれば「今も履行されて」いる。同筋によればレバノン軍は「シャバア農場の境界線地帯に到達し、ブルーライン全域をレバノン政府の支配下に置くという閣僚会議の決定を実施している」という。
■ アナン事務総長の特使
この措置が実行されたのと同じころ、国連のコフィー・アナン事務総長から派遣された2人の使節が夜10時にベイルートに到着した。ビジャイ・ナンビアール国連事務総長特別顧問と、テリー・ロード・ラーセン国連特使(安保理決議第1559号および第1701号の履行監視担当)である。2人は今日と明日ベイルートに滞在し、その後テルアビブに移動する。今日は朝の8時半より、ファウズィー・サッルーフ外務移民相、フアード・アル=セニョーラ首相、アハマド・ファトファト内相代行、ナビーフ・ビッリー国会議長、イリヤース・アル=ムッル国防相、レバノン国軍のミシェル・スライマーン司令官と相次いで会談する予定である。
(後略)
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( 翻訳者:遠藤さやか )
( 記事ID:3318 )