財務省、原子力発電所の建設費を試算(Milliyet紙)
2006年08月22日付 Milliyet 紙

財務省は、第1号機がスィノプに建設される予定の原子力発電所建設のための投資額を試算した。民間部門が単独で建設する、出力1000メガワット・寿命50年の原子力発電所の総工費は20億ドルとなる見込み。5年間で完了する見通しの発電所建設のための投資額は、10年間で償還される借款により行われた場合、利子を含めて約30億ドルに達する。

出力5000メガワットの発電所を建設する場合には、当初の投資額は100億ドルとなる。ただし、費用を借款でまかなう場合には、約50億ドルの利子を支払う必要がある。

■投資インセンティブ提供の可能性

原子力発電所の建設・運営とエネルギー販売に関する法案の草案によると、内閣は原子力発電所に関する技術獲得と国内の投資比率を高める目的で投資インセンティブを供与するかもしれない。原子力発電所の建設権は入札により、最も多くの電力を生産し、最も少量の電力の買い上げ保障を求める企業が獲得する。

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( 翻訳者:新井 仁美 )
( 記事ID:3322 )