イラン、ナタンズの核施設へのIAEA査察を妨害? シャルグ紙
2006年08月23日付 Sharq 紙
2006年8月23日付シャルグ紙
【メフル通信】イランは、IAEA査察官の地下核施設への立ち入りを阻止する行動に出た。
AP通信の報道によると、ある外交官はこのことに関して、「ナタンズの核施設への査察官の立ち入りを許可しなかった、イラン側の予期せぬ行動は、イランが核兵器を獲得しようとしているわけではないということを確認するための国際社会の試みを著しく阻害する可能性がある」と語った。
これより前に複数の外交官が述べたところによると、イランは複数のIAEA査察官の受け入れを拒んだ上で、別の査察官一名に対して正式に抗議をしたとのことである。
これに対し、イラン原子力庁のモハンマド・サイーディー国際問題担当次官は、メフル通信とのインタビューの中で、イランがナタンズ地下施設への査察官の査察を拒んだとの報道を否定し、「このような報道はまったく正しくない」と語った。
同次官はその上で、「IAEA査察官は保障措置協定に基づき、イランにおいて査察関連行為を最高の形で遂行している」と付け加え、さらに続けて「査察官らは先週、ナタンズの施設を査察した。来週も再度、複数の査察官らがイランを訪れ、ナタンズの施設を査察する予定となっている」と述べた。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3326 )