エジプト大統領とイラン外相が会談、停戦とイスラエル撤退で一致(アル・アハラーム紙)
2006年08月14日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領とイラン外相が協議:「エジプトとイランは停戦およびイスラエル軍のレバノンからの撤退を支持」

2006年8月14日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

ホスニー・ムバーラク大統領とイランのメヌチェフル・モッタキー外相の協議は3時間以上続き、その協議にはアフマド・アブルゲイト外相も出席した。その後、二人の外相はアレキサンドリアのラアス・アル=ティーン宮殿で行われた共同記者会見で、エジプトとイランがレバノンにおける即時停戦および占領されたレバノン領から早急にイスラエル軍が撤退すること、それと同時に国際決議の履行を保証するためUNIFIL[国連レバノン暫定軍]の展開が急がれること、イスラエルの攻撃によって家を破壊された100万人のレバノン人避難民が南部に帰還することを優先的に求めることで合意したと確認した。

アブルゲイト外相は「エジプトはこうした状況が起きた原因について明確なビジョンを持っている」と指摘しつつ、イラン外相はレバノン情勢の深刻化に関するムバーラク大統領の意見を傾聴し、悲劇から脱するためにこの状況をどうコントロールするかについて協議した、と語った。
またアブルゲイト外相は、イラン外相がレバノン情勢やイスラエル情勢、同様に地域の情勢に関するエジプトの意見や分析に多くの理解を示したことを明らかにし、またエジプトとイランには多くの状況に関して共通の意見があるとも指摘した。
(後略)


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( 翻訳者:岡本亜有子 )
( 記事ID:3360 )