ムバーラク大統領、鉄道事故犠牲者の家族に追加支援、鉄道制度の全面再建を指示(アル・アハラーム紙)
2006年08月25日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領、犠牲者すべての家族に対する3万エジプト・ポンドの追加支援金支給を命じる
■ 運輸大臣に鉄道制度の全面再建が課せられる
■ 鉄道施設で働く労働者たちへのインセンティブと経済状況改善のため5%の奨励金

2006年8月25日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 ホスニー・ムバーラク大統領は、カリユーブの列車事故でのすべての犠牲者の家族に3万エジプト・ポンドの追加支援金の支払いをするよう命じた。
これは社会連帯省、カリユーブ県からの犠牲者・負傷者家族給付金への追加措置であり、社会連帯省は犠牲者の家族に5千ポンド、負傷者の家族に1千ポンド、カリユーブ県も同様の金額を支払っている。このほかに、乗車券から5キルシュを徴収することで乗客に保険がかかる制度もあり、これによって犠牲者の遺族はそれぞれ2万ポンドを受け取る権利を得る。

 アフマド・ナズィーフ首相は、人民議会の運輸交通委員会の会合で昨日行った声明の中で、運輸相に対し鉄道施設の完全再建、および料金表と労働者への奨励金見直しの任務を課したと公表した。

 ホスニー・ムバーラク大統領は、第三携帯電話会社売却で得た50億エジプト・ポンドを、鉄道施設を復旧・近代化し、国民に対して最良のサービスを、彼らに可能な料金で提供し続ける能力の保持を保障するための緊急支出に充てるよう、即刻政府に指示を出したと公表した。
(後略)


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( 翻訳者:田中裕子 )
( 記事ID:3374 )