トルコ政府国費留学生募集始まる 今年から中国留学可能に(Radikal紙)
2006年08月08日付 Radikal 紙

国民教育省が、今年1000人の国費留学生を海外へ送ることが明らかになり、学生の選択できる国の数もアメリカ、イギリス、フランスの3カ国から19カ国にまで増えた。国費留学生として高等教育を受けることを希望する者は、8月21日までに国民教育省のインターネットサイト上の申請案内に掲載されている申請フォームに必要事項を記入し、国民教育省高等教育総務局へ提出することが求められる。定数1000人の国費留学生制度を利用したい者は、大学院入学試験の結果、学術的資質、外国語の成績、推薦状と志望理由書の提出が求められ、これらに基づいて資質があると認められた者は面接を受ける。面接に合格すると、外国への切符を手にすることとなる。

■EU法を知る職員
 トルコはEU法の学者や、それに精通する職員の必要に駆られ、今回初めてベルギー、オランダ、スイスといった国々へ学生を送る予定である。国費留学生として送られるこの学生たちは、渡航先の国において、政治学、法学、国際関係といった分野で教育を受けることになる。
 国民教育省は今年、中国が世界中に影響力を展開する貿易関係を考慮し、中国語と文学の教育を受けさせるためこの国にも学生を送ることとなった。学生には、言語教育に加え、中国及び日本では哲学と歴史、さらに韓国、日本、そしてアメリカではコンピュータ・エンジニアの分野で修士、博士教育を受ける権利も与えられる。
 審査に合格した学生は、ニュージーランド、オーストラリアで生物学、医学、獣医学を、フィンランドで種々の分野の教職を、チュニジアやヨルダンではアラビア語、文学、そして神学を学ぶことができる。留学生には帰国後、一定の奉仕活動義務を課せられる。
 国民教育省による面接の結果ふさわしい資質があるとされた学生たちが選択できる国は以下の通りである。
スウェーデン、ベルギー、オランダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、アメリカ、ニュージーランド、イタリア、韓国、日本、オーストラリア、チュニジア、ヨルダン、中国、ロシア、フィンランド、エジプト



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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:3217 )