教科書に敵の痕跡あり:マカーレム=シーラーズィーが指摘 シャルグ紙
2006年09月10日付 Sharq 紙

2006年9月10日付シャルグ紙2面

【ラサー】アーヤトッラー・ナーセル・マカーレム=シーラーズィーは、南部諸州で行われている《信仰キャンプ》に参加している神学生らと面談し、「イスラームの敵の痕跡が、小学校教科書に散見される」と指摘した。

 マルジャエ・タグリード〔シーア派の宗教権威〕である同師は、次のように付け加えた。「われわれは、イスラームの敵が残した明らかな痕跡を、イラン・イスラーム共和国の初等教育用教科書の中に、見ることができる。私のもとに届いた情報によると、また私自身が調査したところによると、真の宗教イスラームの敵による明らかな影響の存在を示す事例が、小学校教科書の中に散見される。例えば、小学校1年生の少女がヘジャーブを身につけた姿で掲載されているにもかかわらず、小学校5年生の少女はヘジャーブを身につけていない姿で掲載されている、といった具合である」。

***

註:イスラーム法では一般的に、9歳以上の女性が、イスラーム法の適用を受けるべき「成人女性」とみなされる。それゆえ、小学校1年生は9歳以下なので、法的にはヘジャーブを身につける義務は発生しないが、小学校5年生はすでに9歳を超えているので、ヘジャーブを身につけることが義務づけられる。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:3465 )