エジプト―バハレーン首脳会談(アル・アハラーム紙)
2006年08月23日付 Al-Ahram 紙
■ シャルム・シェイフでエジプト―バハレーン首脳会談
■ ムバーラク大統領とハマド国王、レバノン及びパレスチナ、イラクの危機的情勢について協議
2006年08月23日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【シャルム・シェイフ:ムフタール・シャイーブ】
ムバーラク大統領がアラブ首脳との間で行っているアラブ地域の危機的状況に関する継続的な対話の一環として、昨日午後、ムバーラク大統領はバハレーンのハマド国王とアラブ世界および中東地域、特にレバノン、パレスチナ、イラクにおける情勢を協議するため、エジプト―バハレーン首脳会談をシャルム・シェイフで行った。
首脳会談では、イスラエルによる攻撃が続くレバノン情勢、国連決議1701号の採択、レバノン政府および国民救援のためのアラブの努力、イスラエルの戦争兵器によって破壊された国土の再建協力などが扱われた。
同様に両首脳による会談では、イスラエルがパレスチナ国民に対して続けている攻撃、パレスチナにおける厳しい生活状況についても触れられ、さらにイラクにおける安定の欠如と国民の苦悩の継続、イラクの統一と独立を守るためのアラブの努力についても話し合われた。
また会談はスーダンのダルフールにおける状況、エジプト―バハレーンの両首脳、両国家、両国民、両同朋を結ぶ強固な関係に基づく、様々な分野における両国の協力関係強化についても話し合った。
このムバーラク大統領とハムド国王との会談がここ2ヶ月の間で2度目の会合であったことは明記に値する。またこの会談は、ムバーラク大統領がアラブ首脳との間でアラブ地域の問題に対してアラブの立場を調整するために行っている会談の一貫として行われている。
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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:3471 )