中東和平のためにも、トルコのEU入りが不可欠(Radikal紙)
2006年09月12日付 Radikal 紙
9・11同時多発テロから丸5年を迎え、アイゼンハワー・フェローシップがイスタンブルで開いた会議は、東西間の認識の違いを解消するためにトルコが果たすべき役割は非常に重要であるという結論に達した。トルコの(EU)加盟がEUを強化するのと同様に、中東諸国にとっても良い刺激材料となるという意見が表明される一方、トルコ政府が表現の自由や少数民族の宗教の自由といった領域で事態を進展させることが重要との意見も出された。
アイゼンハワー・フェローシップが主催した「変化のためのネットワーク構築:ヨーロッパと中東」と題する会議には、国内外から多くの参加者があった。会議には、同フェローシップによるトルコで最初の奨学生の1人であるスレイマン・デミレル第9代大統領や、国務大臣でEU加盟交渉代表のアリ・ババジャン、イギリスのジェフリー・フーン欧州担当相、元アフガニスタン駐留NATO軍上級文民代表ヒクメト・チェティン、ルーマニアのモニカ・マコベイ法相、ヨルダンのスヘイル・アルアリ計画相をはじめ、(各国、各機関の)多くの上級高官も出席した。
参加者の内、アイゼンハワー・フェローシップのジョン・ウルフ理事長は質問に対し次のように答えた:「会議はとても重要な日に重要な都市で行われた。任務は急を要する。中東での変化がどのようなものであれ、孤立や疎外という形であってはならない。トルコのEU加盟が実現しなければ、中東問題に解決策を見出すことは不可能だ」。
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( 翻訳者:新井仁美 )
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