イスラエル首相「レバノン首相に会談を働きかけてきた」レバノン首相側は否定(アル・ナハール紙)
2006年09月04日付 Al-Nahar 紙

■ セニョーラ首相、オルメルト首相の会談呼びかけを拒否

2006年09月04日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【ラーマッラー:ムハンマド・ハウワーシュ、諸通信社】

 イスラエルのエフード・オルメルト首相は、レバノンのフアード・アル=セニョーラ首相との和平会談を行なうため数々の働きかけを行なってきたと語った。いっぽうセニョーラ首相は、そのような呼びかけを受けたことはないと否定し、いずれにせよそのような会談は拒否すると強調した。

 イスラエルとヒズブッラーの戦争中に数十発のミサイルが落下したイスラエル北部の町マアロット・タルシーハで行われた新学年の始業式典で、オルメルト首相は「もしレバノンの首相が、私が様々な人物を通して呼びかけてきた多くの求めに応えたならば、事はどれだけ正常になることだろうか。私の要求は、ともに座り、握手を交わし、平和を築き、彼の国の一部が我々に対して感じているあらゆる敵意や偏見、憎悪を完全になくすためのものであった」と述べた。

 5月に政権を引き受けたオルメルト首相は、これらのイニシアチブをいつ実行したかは明らかにしなかった。また、北部の新学年の始業式典に参加することを口実に、イスラエル内閣の週例会議を中止した。

 またオルメルト首相はマアロットに近いマアレ・ハガリルの学校の生徒達に「私は新学年の始まりが、今年のこの場所においては特別な意味を持つということを理解している。なぜなら私は、あなた方の多くが困難な日々を過ごしたということを知っているからだ。しかし私の見るところ、あなた方は事態によく立ち向かうことができた。あなた方の意志と決心、前向きな考え、そしてあなた方が表現してきたガリラヤ地方への愛情を高く評価したい。地域の繁栄のために、ともに最大限の努力をしよう」と語りかけた。

■ イスラエルの撤退

 一方、イスラエルの「ハアレツ」紙は、イスラエル軍が10日間から15日間のあいだにレバノン南部から全部隊を撤退する可能性に備えていると述べた。

 治安当局筋によれば、「国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の展開が現在の調子で続くのであれば、決められていたスケジュールの履行が可能となるだろう」ということだ。

 また、イスラエル軍の再展開は二つの段階を含んでおり、第一段階では国境の北側、レバノン領内1kmから2kmの地点にある丘陵地帯のイスラエル軍拠点のラインまで撤退し、第二段階では国境まで撤退するという。

 「マアリブ」紙によればオルメルト首相官房は「イスラエル軍のレバノンからの撤退は、少なくともUNIFIL軍の兵士5000人が展開し、またレバノン軍が南部への部隊展開を終了した後になるだろう」と述べた。

(後略)



Tweet
シェア


現地の新聞はこちらから

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岡本亜有子 )
( 記事ID:3535 )