国連軍に参加するトルコ兵は銃剣携帯―実戦への対応、不可避?(Hurriyet紙)
2006年09月01日付 Hurriyet 紙
国連は、レバノンのために組織される平和軍の活動に関する規則を確定した。この規則によると、トルコ軍は必要な場合、上官の命令を受けて実戦に参加、加えて銃剣を使用し直接相手と突き合うことになる。
トルコがレバノンに派遣する予定の、国連平和軍の指揮下において任務を行う部隊は、必要に応じて「銃剣戦争」も行う可能性があることが明らかになった。レバノンにおいて任務を行う国連平和軍の任務と権限を明らかにしている「戦闘規則」原案によると、使用する予定の武器の中には銃砲及び銃剣も挙げられている。
■権限は広範囲に及んでいる
国連安全保障理事会が2004年に決定した第1559号及び、2006年8月11日に決定した第1701号レバノンへの軍隊派遣決議を実行に移すための国連平和軍の戦闘規則原案には、トルコ部隊がレバノンで保有する権限が記述されている。権限は4つの主な項目にまとめられている。
国連軍司令官によって出された命令の実行を妨害しようとする者を監察下に置くことができる。(規則4・13)
平和軍の指揮下における地域で、その統制地点を無理に通過しようとする者を監察下に置くことができる。(規則4・14)
監察下に置かれた者に対し、爆発物、爆薬や武器の所持の有無を調査することができる。(規則4・15)
平和軍司令官の命令により、武装している者あるいはグループについて、武装解除することができる。(規則4・16)
■武力を使用する条件
戦闘規則では、レバノンにおけるトルコ部隊が武力を行使できる状況も明示している。
これによると:
明らかに攻撃にさらされていなくても、自らに対し敵意のある態度を感じた場合、
自らに与えられた任務遂行を妨害された場合、
国連の職員及び人道援助活動に携わる者の安全を確保するために、
文民を暴力から守るために武力を行使することができる。
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:3396 )