自家醸造アルコールで二人死亡、一人が意識不明 ハムシャフリー紙
2006年09月20日付 Hamshahri 紙

9月20日付ハムシャフリー紙事件面

【警察HP】ラザヴィ・ホラーサーン州で自家醸造アルコールの飲用により、二人が死亡し、一人が意識不明に陥っているうえ失明した。
[注:イランではイスラーム法に則り、アルコールの醸造、および、飲用・販売・所持は禁じられているため、「自家醸造アルコール」は、違法に製造・販売されるアルコール飲料のことも指す。]

ラザヴィ・ホラーサーン州警察捜査局長のサフヴァトッラー・モハンマディー大佐は、これについて次のように説明した。

「まず、66才の男性から通報があった。それによれば、彼の37才の息子が違法行為を犯していた夫婦の家で、自家醸造のアルコールを飲み、中毒症状を起こして昏睡状態に陥っているとのことであった。

男性の通報に従い、警察の捜査は、この夫婦の住居を特定することから始まった。数日間の昼夜を問わぬ捜査により、ついに捜査員は若い夫婦を逮捕し、捜査局に移送した。

ふたりの容疑者は、複数の証拠と目撃者を前にして自供するよりほかないと悟り、警察にこう語った。『40リットルのアルコール飲料をハーディーと名乗る人物から買い入れた。これを10人以上に売った。』」

同警察捜査局長は、さらに次のように説明した。「事の重大さに気づいた捜査員らは、これ以外にアルコールを買った人物を特定し、残りのアルコールを発見するために広範な捜査を開始した。その結果、このアルコールを購入し飲用した二人の兄弟を特定することができたが、医療施設に搬送される前に死亡した。」



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( 翻訳者:前田君江 )
( 記事ID:3551 )