ヒズブッラーが明日イスラエルに対する勝利の集会を開催(アル・ナハール紙)
2006年09月21日付 Al-Nahar 紙

■ 政治内部対立、「治安機関をめぐる論争」の背後に
■ ファトファト内相代行、「政治的暗殺」の試みに対して警告
■ ビッリー国会議長、新たな政治的嵐の機先を制する試み 「対話会議Ⅱ」開催を検討
■ イスラエル、ベイルート南部郊外での祝賀集会の日に撤退を一時中断

2006年09月21日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

 イスラエルはレバノン南部占領地からの完全撤退の期日を明日金曜日の午後と定めていたがこれを取り下げ、国連安保理第1701号決議の残された段階が今後実施されるのかという疑いと国内の政治的綱引きとに囲まれたレバノン情勢への不安の影がさらに増している。

 こうした状況のなかでは、ヒズブッラーが明日ベイルート南部郊外で行う7月12日戦争でのイスラエルに対する勝利を祝う集会に注目が集まるのは当然であった。全ての勢力がこの集会を国内政治情勢の節目であるとみなしている。ほとんどの勢力はこの集会でハサン・ナスルッラー書記長が、本人の出席か録音によるものかどちらかによる演説を行うと考えているが、党関係筋はこれについて断言も否定もしておらず、本紙に対して、この件についてはハサン・ナスルッラー師自身の決定にかかっており、最後の瞬間まで誰も予測することはできない、と語った。しかし同筋は、この集会に民衆レベルだけでなく、多くの政治勢力や政党を含む広汎な政治的レベルでの参加がなされるであろうと明らかにした。またヒズブッラーが表明する立場は、ヒズブッラーの方針、全てのレバノン国内の勢力との関係、戦争中に起きた出来事や将来起きるであろう事に対する党の姿勢を明らかにするうえで実際に節目となるであろう、とも述べた。さらに、今回の集会はイスラエルに対する勝利を祝う「祝賀の行事」でもあるとの言及も忘れなかった。

(後略)



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( 翻訳者:吉永晶子 )
( 記事ID:3569 )