アズハル総長、ローマ法王に謝罪を要求(アル・アハラーム紙)
2006年09月20日付 Al-Ahram 紙

■ アズハル総長、ローマ法王からのエジプト訪問打診を拒否、謝罪するまでバチカンと対話を停止
■ ベネディクト16世、アラブ・イスラーム事情通の枢機卿を事態収拾のため外務大臣に任命

2006年09月20日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

アズハルのムハンマド・サイイド・タンターウィー総長は、ローマ法王ベネディグド16世がアズハルを訪れ、自身の立場を説明する講演を行ないたいと打診があったのに対し、拒否の姿勢を示した。
このことはカイロ駐在バチカン大使館の書記官およびエジプト国内のカトリック教会指導者達を含む使節団との昨日の会見の場で明らかにされたもので、本紙のアラー・ムスタファー・アーミル記者が同行取材していた。

 アズハル総長は法王に対し、イスラームを中傷した声明について明確で率直な謝罪を要求し、スピーチの中でイスラームとは無縁の古い書物からの引用をしたことで犯した誤りを認めるよう求めた。
タンターウィー師はベネディグト16世の発言を、このような高い地位を占める人物にふさわしくない、学問的・宗教的な失言だと評した。

 アズハル副総長で宗教対話委員会の長であるアムル・ディーブ師は、法王が謝罪するまでバチカンとのいかなる対話も止め、同委員会の活動を停止すると語った。

一方パリの本紙特派員アフマド・ユースフが得た情報によれば、法王はフランス出身のドミニク・マルティニー枢機卿を外務大臣に任命することを決定した。同枢機卿はアラブ・イスラーム世界と強固な関係を持つことで知られている。
情報筋によれば、新しいバチカン外務大臣の最重要任務は、ドイツで発言され危機を引き起こした不適切な発言による事態悪化を収拾するため、イスラーム世界とバチカンの関係を修復する事であるという。

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( 翻訳者:平寛多朗 )
( 記事ID:3576 )