アヤソフィアは我々のもの -ワクフ(宗教財団)法案をめぐる攻防(Yeni Safak紙)
2006年09月27日付 Yeni Safak 紙

共和人民党は、ワクフ法案によってアヤソフィアまでもが非ムスリムたちの手に渡ろうとしていると主張した。一方ワクフの責任者である国務大臣兼副首相メフメト・アリ・シャーヒンは、アヤソフィアの土地権利書を示しながらその主張を否定した。シャーヒンは、“アヤソフィアは我々のものである。誰に渡すというのだ”と述べた。シャーヒンの説明によると、アヤソフィアの土地権利書の記載では、アヤソフィアは‘征服者メフメトのワクフ’とある。アヤソフィアが征服者メフメトの名義で登記されているので、誰もアヤソフィアを返還請求できない、と明らかにした。

■アヤソフィアは我々のもの
シャーヒン大臣は次のように述べた。「アヤソフィアが失われる、という連中がいる。アヤソフィアの土地権利書は私の手元にある。土地権利書はしっかりとここに。征服者メフメトのワクフと登記されている。今は文化省が博物館として使用している。ワクフ総局の管轄下にあるワクフである。アヤソフィアは我々のものだ。誰に渡すというのだ。」シャーヒンはまた、(トルコ国内の)少数民族が発した声明を支持し、(共和人民党に対し)「あなた方がトルコ国民であることと非ムスリムがトルコ国民であることとの間に、憲法的観点から何か違いがあるでしょうか?どうして自分たちを卑下するのです。どうして意味もなく心配しているのですか」と語った。
(下略)



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( 翻訳者:三澤 志乃富 )
( 記事ID:3592 )