■ エジプトは今日ナギーブ・マフフーズに別れを告げる
■ 遺言に従って市民葬をフセイン・モスクで、軍隊葬をアールラシュダーン・モスクで行う
■ ムバーラク大統領、ノーベル賞作家の死を悼み、大衆と共に生きた彼の姿勢を讃えた
■ 世界中の指導者が人間の生を豊かにした彼の功績を賞賛
■ 死因は血流の急激な低下
■ マフフーズ氏の心臓は13時間で二度停止した
2006年8月31日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
エジプトは今朝、市民葬および厳かな軍隊葬によって、世界的な作家ナギーブ・マフフーズに別れを告げた。彼は昨日の朝、長い闘病生活の後95歳で亡くなった。
ホスニー・ムバーラク大統領はエジプトとアラブ、世界の人々に向けて、偉大なノーベル賞作家の死を伝えた。
またムバーラク大統領は昨日の大統領府からの声明の中で、偉大な作家ナギーブ・マフフーズは思想と文化の旗手の一人であり、無二の作家、啓蒙的な思想家で、アラブの文化と文学を世界に広めたと述べた。
またムバーラク大統領は、「ナギーブ・マフフーズはエジプト大衆とその歴史や問題に常に寄り添う姿勢を示し、その作品を通して人類共通の価値観を表現し、啓蒙の価値と偏狭を排す寛容の精神を広めた。彼のノーベル文学賞受賞は、アラブの思想が人類の文明とその現代における遺産に貢献していることへの承認だった」と述べた。(後略)
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( 翻訳者:原田史歩 )
( 記事ID:3599 )